大人2人で動物園

なんの雑誌だったかな。なにもかも変わってしまう前の雑誌、ku:nelに載っていたのか。

たしかベルリンの動物園では「このホッキョクグマの1年分の食費を支えます」というように、キリンやシマウマなど好きな動物を支援できるというのだ。動物の大きさによって支援額も違うので自分の懐具合と相談して決めることができる。

そして、そうして寄付をした動物を観に、動物園をよく訪れるという初老の女性の方の様子が描かれていた。こうしてひとりで動物園に行く大人は多いらしい。


この記事のことが頭に残っていて、夏の終わりに娘とズーラシアに行ってきた。

平日に大人だけで動物園。それだけですっかり楽しくなって勢いで年間パスポートも購入。といっても2000円ととてもリーズナブル。一回の入館料は800円。



どう表現すれば良いのだろう、動物園のこののほほん感。

こちらのカメラは望遠ではないので目の前に来てくれるまで待つしかない。その時間は必然的に動物の観察の時間となるわけで、それがものすごく楽しい。娘とあーだこーだと言いながら観る。観る。ひたすら観る。


この写真のチーターはメス。最初はもっと遠くの草むらに。ちょうどオスとのふれあいタイムだったらしく、そのオスがいやで喧嘩したばかりだと(ぼこぼこにやっつけたらしく、オスは木の裏側に隠れている状態)、カメラを構えていたおじさんが教えてくれた。

「もうちょっとしたらオスは裏に戻るから。そうしたらメスはこのガラスの前に来るよ。ここが一番好きな場所だから。」

見守っていた飼育員のかたも「ダメだったなあ」と苦笑いしながらオスを引き入れに去って行かれた。


オスが出て行った途端小走りにこちらにやってきて、やれやれとばかりに横たわった写真がこれ。↑




サイも大好きな動物のひとつ。小さな鳥と一緒にのんびりしていた。ただおしっこの勢いはただならぬものだった。絶対にサイの後ろにぼーっと立っていてはいけない。


彼の表情がおもしろくて。多分遊んでくれたのだと思う。私たちと。ありがとね。


午後になると動物たちは裏の寝るところに帰りたくなるようだ。

スマトラトラのこの子。上の写真を撮らせてくれた直後、そのドアが開いたと勘違いしてあわてふためいて(この様子がなんとも人間ぽくておかしかったのだが)奥の方へ走って行った。

結局思い違いだったのだが、それ以降はドアの近くから離れることはなかった。



ペンギンたちもみていて飽きない。次回はペンギンやホッキョクグマのエリアから回ろうと思う。


動物園。通っていくうちに新しい顔をどんどん見せてくれるのだと思う。圏央道のおかげで一時間で行けることもわかったのでまた行こうっと。



我が家の怪獣観察もこれまたおもしろい。

オーリン「これからしつけ教室なんだよ〜。僕じゃなくて、ママがお勉強するんだって。」



greenknoweの日々

犬と猫、着物、リュート。そして時々量子場調整について

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