コバコ靴下商店
去年の冬から楽しくて楽しくて、靴下をひたすら編んでいる。
最初は少しポリエステルが入った毛糸で編んでいた。(靴下は耐久性も必要なので靴下用として売られている毛糸のほとんどにはポリエステルが入っている。)
十分幸せだったのだけれど、2足め3足めと編み進むうちに悲しくなってきた。頭ではポリエステルはしょうがないとわかっているのだけれど、手が拒否をする。
どうしたものかとネットで良い毛糸を探しているうちに出会ってしまった。
アメリカのMadelinetoshの毛糸に。
なにが素晴らしいって、色。自然のなかからもらったアイデアを元に手染めで染めている。(植物染料ではない)
単色でも色に奥行きがあるが、 Speckleの色の立体感がすごい。
そしてEuro Sockという種類の毛糸用靴下はなんと毛100パーセント。あ〜嬉しい。
しかも、しかも圧縮毛糸なので普通に洗濯機で洗濯できる。
この靴下のおかげで前の冬はぬくぬくであった。ちくちくは全くなし。そして常に足と靴下の間の空気がほんわか暖かい。汗をかいても靴下も呼吸をするように発散してくれる。
0号針で丁寧に編んだ靴下はたくさんの柔らかい空気をなかに含んでいる。
寒い日は寝るときにも靴下を履くのが好きだが、もう一回この靴下を履き始めると、普通の靴下が気持ちが悪くなるほどであった。(で、次から次へと編んでどんどん履いた)
手帳で調べてみたら12月から編んだ靴下の数は39足。
そして毛糸のストックはまだまだある。
これはほんの一部。すべてを出して直視する勇気がない。
先日、息子が滅多に開けない毛糸の押入れをあけて「これさすがに多すぎない?」と静かに意見してきた。
「でも、ほらちょっとした贈り物にいいし、それから売ることもできるしね。へへへ。」
と力なく笑ったりしてみた。
息子よ、母は大丈夫だよ。十分に変なヤツだという自覚はあるのでね。
言い訳
・ひとかせが22ドルと可愛くないお値段なので、マメにチェックをしてセールのときにまとめて買っている。(で、買いすぎる。同じ系統の色もたくさん)
・とにかく魅力的な色がたくさんあって、しかも限定色なのでストックしておかないと。(完全にあちらのやり方に乗っている)
・編む手が早いから、万が一ストックがなくなってしまったら困る。(そういうことには絶対にならない。既に一生かけて編むくらいの靴下の毛糸があるのだから)
・そして靴下は冒険ができる。いろんな色を楽しく履ける場所。でもベーシックな色ももちろん欲しい。必然的に必要な色数は多くなる。
あ、でも前回のセールは購入を我慢した。えらかった、わたし。
10月に編み上げた靴下。この毛糸の色の名前はNot Sorry。もうね、ひとつひとつの色の名前もとても楽しく編んでいる間ずっとテンションがあがる。
↑これはNadia
↑そしてこれは今編んでいるKeshi。ところどころに黄色やオレンジ、赤がポチッとはいってくる。編んでいてそれがとても嬉しい。
ちなみにルネはこうやって物をのっけられることがとても好き。はいおしまい、とどかすといつも残念そうな顔をする。
そして今日のお題のコバコ靴下商店の話。
ちょうど盛り上がっていたときに、ハガキに自分の住所を活版印刷したことがあってひらめいてしまった。
「タグを作ったらかわいいはず!」
で、作ったのがこちら。↓
カタカナの活版印刷はとても好きなのでこの名前となった。(ちなみにこのメールアドレスはほとんど使っていませんのよ〜)
ポピー「おかあしゃん、私にお姫様の冠を編んでくれるって言ったよね。いつ始めるの?しょうもないことばっかりやってないで、早く編んでくださ〜い。ラスティも今年の冬こそはお散歩セーター欲しいんだって。」
2コメント
2017.10.12 09:30
2017.10.11 13:57