アイデアノート
「嶋浩一郎のアイデアのつくり方」という本と出会ってから、本を読むことは自分の世界が広がるということなんだなと楽しくなった。
もともと読書は好き(というよりは本が手元にないと落ち着かないタイプ)だったのだけれども、読み方としては、ただただ読むだけ。テレビを観るのと同じ感覚。ものがたりを楽しむためのもの、という位置付けだった。
嶋さんはアイデアを作り出すためのツールとしてこのやり方を勧めている。
① とにかく情報を集める。
本や雑誌、新聞など、面白いと思ったところに付箋を貼りまくる。テレビや会話の中でビビッとくる情報は書きやすいノートに。(←これは私はやれていない)
便利な付箋。 細いのでピンポイントで貼ることができる。紙ではないので折れて汚くならない。
最初はぱっと取った付箋を貼っていたのだが、最近は色を揃えるようになった。
色がバラバラだと具合が悪くなる、のともう一度読み返した時に新たに違う色で付箋を貼ると便利ということに気づいたので。
② 寝かせて、並べる。
1ヶ月情報を寝かせる。(シュタイナー教育でも大事にしている寝かせる行為。心や体の中に入っていくには時間が必要)
そして、もう一度本(またはメモしたノート)を開いて一軍ノートに書きたい情報を手で書き写す。付箋が貼ってあってもこの時点で魅力を感じなければその情報はボツ。
情報を分類することなくただただ並べる。
ナンバリングをすること、情報源を書いておくことがルールといえばルール。
③ 読み返す。
これを電車の中、旅行などの時に読み返す。いろんな情報(だけれどもすべて自分が興味がある情報)をごった煮状態で読み返すことで化学反応を起こし、新しいアイデアが生まれる。
これをやってみたい!と思った理由は単純。スマイソンの手帳と万年筆を使える!と思ったから。何度も読み返すだろうから、軽くて丈夫なこのノートはぴったり。
1冊目の一軍ノート。SOHOの正方形のものを使っている。2015年8月から始めて今は417個の情報が集まった。
嶋さんはもう何冊もこの一軍ノートがたまったそうだ。(彼はモレスキンノートの小さい方を使っている)
このやり方を始めて何が変わったか。
選ぶ本が変わってきた。もちろん小説も今まで通り好きだけれど、それ以外のジャンルの本も面白いと思えるように。本を読むからにはちゃんと理解しなくてはという思い込みがあったのだけれど、ただただ、あっそうか、面白いと思うところに付箋を貼っていけばいいんだと立ち位置が変わったことで、すらすらと読めるようになった。
本を読む。ノートに書く。ノートを読み返す。ことで何度もなんども咀嚼することになる。これが面白い。
1ヶ月寝かせて、さあノートに書き写そうと本を開いてみると、あら不思議、全く忘れているんだもん。毎回新鮮な驚きとともにノートに書き写している。
知識や情報って今まで分類してひたすら積み上げる、という感覚だったのだけれども、全部横並び。頭の中で情報が繋がりやすくなった…気がする。
子供達にも熱く語ってみたのだけれど、その返事は
「私はいいや。ママのノートを時々貸してもらうから。」
あ〜そういうやり方もありかもね。
ラスティ:「ど〜でもいいけど、さんぽに行きたいですっ。」
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