ルネの主張
みなさま、おはようございます。
関口ルネです。
このブログでは影が薄いのですけれどね、今日は私も大変なんだということをわかっていただきたくて参上いたしましたの。
ロッタさんがあちらの世界にお逝きなさってね、ポルカさんが大変だ〜大変だ〜ってことになってますけれど、一番苦労してるのは私なんですよ。わ・た・し。
この家に参りましたのは3、4年前になりますかしらねえ、そう、以前はシャリュトリューのブリーダーさんのところにおりましたの。で、ある日私より年下の小ぶりのフォーチュンというのをもらいにこの家のお母さんが来なさったんですのよ。
ところが、一目見てフォーチュンじゃあないと勝手なことを言いなさって。(ここに来てわかったんですけれどもね、お母さんって本当に勝手なんですの。あらゆることで。)
まあ、それはいいとして、話はもどるんですけれど、他の猫たちをざーっと見回して一歩下がって成り行きを見ていた私を指差して「この子が来たいと言っています」っておっしゃったときにはもう、ぶったまげましたわ。(あ、これは失礼。わたしとしたことが。)
だってね、私はそれまでなんとなくぼーっと生きてきてまして、このままぼーっとあそこで生きていくのだと思い込んでましたの。どこかのお家に行こうという野望もありませんでしたしね。ですので、心の準備もないままこのうちに参ることになりましたんですの。
来た当初のことは、私にとっては衝撃的なことばかりで今となってはあんまり覚えてないんです。
ロッタさんはそりゃあ厳しくてねえ、ほんと、色々気を遣いましたわ。でも時々優しさを見せてくれましてね、私としてはそれでいろんな報われるみたいなとこがありましたねえ。わけのわからないポルカという生き物もいましたしね。にんげんには尻尾の振り方が、犬のようだ、猫じゃな〜いっって笑われましたしねえ。(このことは一生忘れませんわ)
まあ、ともかく生きていく上ではロッタさんの後をついていき、にんげんのなかでは一緒に遊んでくれるお姉さんにまあなんというか、付き合ってあげる?みたいな形ができていきましたのよ。お姉さんは自分のペットみたいに勘違いして喜んでましたけどねえ。
その後とんでもない生き物のラスティとかいうのが来ましてね。一時はおいとましてブリーダーさんのところに戻ろうかと思ったぐらいですの。もうねえ、あなた、最初の頃は生き物以下の物体でしたのよ。
けれどもねえ、きづいたら私たち意外と相性がよくて。今となっては頼れる仲、みたいなねえ。私、押しがつよいのによわいんですの。彼のアホさぶりに私が慣れたということも、もしかしたらあるのかもしれませんねえ。
ラスティのことを家の人は変人だっていいますから、その友達の私も一応変人の部類に入るのかしらん?と近頃はおもったりもして。ふふふ。
ちょっと眠くなってきましたわ。
えーっとどこまでいってましたっけ?
そうそう、それでね、ロッタさんがいなくなった直後はねえ、何を頼りにいきのびていけばよいのかわからなくなりましたの。ロッタさんは偉大な方でしたけれどねえ、それと同時にわたしにとりましては重石でもあったわけですのよ。ほら、支配する力が強い方の近くにいるって中々大変なんでしょう。それがいきなり、自由が降ってきたわけですから、そりゃあとまどいますよ誰だって。ねえ〜?
ロッタさんを中心に一日が回ってましたでしょ。ご飯の時間も。ロッタさんがご飯といえばご飯なわけですよ。
けれどもね、彼女がいなくなっちゃって犬たちのご飯の時間になっても気づかないわけですよ、私ったら。2階でぐーぐー寝てたりして。それでハッと気づくとまっくらでしょ、あわてて下に降りて行ってごはんくださいなんてにんげんに言ったりすると、笑うんですよあの人たち。
夜11時すぎてご飯って言ってるって。お姉さんなんてねえ、もう大口あけて笑うんですよ。失礼ですよねえ。
今までは犬2ひき、猫2ひきでいぬとねこの世界だったわけですからねえ、なんとなくうまくいってたとおもうんです。でもいまやねこを背負ってたつのはわたしだけでしょう?むりがあるんですよ。もうねえ、このさい、どうぶつたちということでひとくくりにしたら楽じゃあないかとおもって。
まだまだ試行錯誤ですけれどねえ、ともかく犬たちとおなじように行動することに決めましたの。
よるなんてねえ、たいへんですよ。ごはんをたべて、犬たちと同じようにソファあたりでお母さんと一緒にくつろぐんですの。その時うっかり爆睡しないようにしないと。だってねえ、さあ寝ましょうってみんな一斉にベッドルームに行っちゃうんですもの。もう、あわててみんなと一緒に階段をかけあがるわけ。でもここでもうひとふんばり、いつもの定位置を確保しないことにはゆっくり眠れないでしょう?わたしが今気に入っているのはお母さんの枕元。
お姉さんにはわるいけれど、もうこれからはお母さんの時代かなって。ほら、いぬたちと団体行動をとるってきめたわけですからねえ。夜、ガーガー寝ているお母さんのことをじーっと見つめてこれから宜しくお願いしますね、ってこっそり言ったりして。また、それを見かけたお姉さんが、「怖すぎる〜っ」って次の日のあさお母さんに言いつけて笑うんですよ。
ほんとうにしつけがなってないんです、お姉さんって。
まあ、とはいっても、大変だけれども悪くはないのかもしれませんねえ。この家も。
運命はうけいれる主義なんですの。見つけようと思えば小さい楽しみはいろんなところにありますしねえ。
これからバラの季節でございましょ?窓に座ってバラにつく虫を食べに来るとりたちをみるのが楽しみなんですのよ。
あらら、なんだかながながと失礼いたしましたわ。
おかげで私、すっきりいたしました。さいごまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
今日も来ていただきありがとうございます。↑clickよろしくお願いします。
2コメント
2016.05.01 23:34
2016.05.01 11:55