真・善・美

先日読んだ「無意識の整え方」前野降司著の本で、医師の稲葉俊郎さんが真・善・美について語っていらした。


真と善は必ず対立する。

これが正しい、これが善いと主張し合って譲らずその対立が戦争を起こしたりする。

だからこそ、日本人は美で調和している。日本ではどっちも正しいとして、美や芸術のほうへ共存させながら高めていく。無意識のうちにそうさせている。

人類には美と芸術が絶対必要なんだというのはそのためでもある。

という内容。


施術をするときに、感情的な部分においては、その人が善い道を選んで生きていけるような方向に流れがち。だけれども、善い道と設定した時点で悪い道がうまれるわけで、そこには闘いがおこってしまう。

けれども、「クライアントさんは、自分が選んだ道を自身の力で美しい道にすることができる」、と設定したとたんに身体はぐーんと伸びて視界がひらける。空気感もがらりと変わる。そこに闘いや、善い道を選ばなくては、という圧迫もない。


善い道もそうでない道もすべてよし。そして選んだ道を美しいものにする力が人にはある。その部分への信頼は常に持っていたい。


私たち量子場師は言葉によって施術を行っていく。

よけいなエゴや思い込みを乗せずに、使う言葉は丁寧に選ぶことをいつも忘れないようにしよう。




ラスティ:「ソイラテ、もっともっとくだしゃ〜い」




greenknoweの日々

犬と猫、着物、リュート。そして時々量子場調整について

2コメント

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  • greenknowe67

    2016.04.10 10:06

    @papricapapricaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。 そう、美は本当に大きな力なんですよね。ついついプラスアルファのこととして後回しにしてしまいがちなのですが。 量子場についてはクライアントさんや出来立てほやほやの他の量子場師へのなにかヒントになればと思って書いていますので、わかりにくいこともあるかもしれません。この施術はまだなじみの薄いやり方でもありますので。へえ、そういう考え方もあるんだと思ってくだされば嬉しいです。 ロッタ、笑っていますか?眠そうな顔で?うふふ。 あ、そんな顔、よくしていました。 きっとそうですね。笑っていますね。
  • paprica

    2016.04.09 13:32

    おはようございます! 「真・善・美」のとらえかた、興味深いです。なぁるほど、と頷いてしまいました。「美で調和する、共存する」、素敵な在り方ですね。確かに、美しいもの(特に「和の美})や美味しいものって、あれこれ説明がなくても人の心に浸透しますもんね。「無意識の整え方」、探してみます♪ 量子場というものの存在は、こちらで初めて知りました。不思議な施術ですね。こちらをのぞかせてもらうとほっとするのも、きっとりかさんの丁寧な文章と素敵なお写真があるからですね。 ロッタちゃん、虹の向こうで笑ってます。少し眠そうな顔をして。そんな気がしました。